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創立準備会の活動 平成6年11月の国際学会EASTSの発足を受け、日本国内においても平成7年7月1日にEASTS-Japan設立準備会を設置し、EASTS国内組織の発足に向けた活動がスタートした。EASTS-Japanの設立趣意に賛同した約200名を創設会員とし、平成7年8月31日にEASTS-Japanが設立された。 学会の創設を受けて、理事選挙の準備が平成8年4月1日に選挙管理委員会の発足をもってスタートし、1ヶ月に渡って投票が行われた。平成8年5月1日に、選挙管理委員会から設立準備会へ選挙結果が報告され、別紙の通り18名の理事が選出されている。平成8年6月25日には第1回EASTS-Japan理事会が開催され、同日をもって設立準備会は解散した。 アジア交通学会(EASTS-Japan)設立のご報告 アジア交通学会(EASTS-Japan)の設立にご賛同頂きましてありがとうございました。平成7年8月31日現在200名を超える方々からご回答を頂き、同日をもってアジア交通学会の発足が学会設立準備会によって承認されました。EASTS本体は各国学会からなる連合組織であって個人会員がありませんので、皆様には今後EASTS-Japanの個人会員資格を持って国際学会EASTSで活躍して頂くことになります。 アジア交通学会(EASTS-Japan)の設立に伴い、別紙会則に従って、学会理事選挙が実施されるまでの間は学会設立準備会が引き続き事務的な対応と学会運営を進めて参ります。なお、本会の会則につきましては理事選挙後に改正することが可能ですので、ご意見がありましたら事務局までお寄せ下さい。第1回の理事選挙はEASTS ’95マニラ大会の開催後に速やかに実施される予定です。 創設会員の皆様におかれましては、本会の今後の発展にご助力頂きますようお願い申し上げます。また、学会発足に伴って学会事務局は計画・交通研究会内に置かれることになりました。 1995年9月1日 アジア交通学会(EASTS-Japan)設立準備会 アジア交通学会(EASTS-Japan)事務局 東京工業大学工学部 森地 茂 アジア交通学会(EASTS-Japan)設立趣意書 アジア諸国は近い将来世界で最も深刻な交通問題に悩み、世界で最も活発なインフラ投資が行われる地域である。しかし、当地域の多くの国では交通の専門家が質量共に不足し、同種の交通・都市問題を抱えるにも拘わらず情報交換が不十分であり、経済的制約のために先進国の国際会議に参加する機会も少なく、発展途上国特有の問題に対する研究も十分でない現状にある。 一方、アメリカのTRBや、ヨーロッパのECMT、PTRC、日本の学会など、官学民の交通専門家の情報交換の場が交通問題解決に果たしてきた役割は極めて大きい。東アジア地域に於いても同様に、各国が国内学会を設立し、官学民の専門家が交通問題に関する論議や研究を活性化させるとともに、同種の問題を有する東アジア地域の国際組織を設立し、交流、研鑚を活性化させることが望まれる。 このような趣旨で設立された東アジアの国際学会EASTS(Eastern Asia Society for Transportation Studies)の各国内組織を今後設立することがEASTS各国代表者会議の席上定められた。日本を始め東アジア地域の先進諸国については、発展途上国の交通問題解決にその経験や技術を持って貢献する機会と重要性が益々増大することから、EASTSを通じて発展途上国の官学民の専門家との交流を深めることの意義は極めて大きいものと考えられる。特に、わが国の若手専門家が東アジア全域の同世代の専門家と容易に情報交換、合意形成を図れる関係が築ければ、わが国の将来に大きな財産になることは言を待たない。 そこでEASTSの設立趣旨を踏まえ、交通に関する工学、経済学を含む諸分野の学会、官界、産業界からの参加を期待し、EASTSの各国組織の1つとしてわが国にアジア交通学会(EASTS-Japan)の設立を提案する。 |
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